外免切替はなぜ簡単?学科試験と手続きの甘さとは
外免切替の「甘さ」がネットやテレビですごく話題になってますね。
え?そんな簡単に運転免許ってもらえるの?と誰もがツッコミたくなるような仕組み。
元カフェ店員として日々外国人観光客を見ていた私は、正直「ちょっと怖いな…」と感じていました。
日本語も運転ルールも微妙なまま、普通に道路を走っている現状を想像したらゾッとしますよね。
今回は、なぜこんなに簡単だったのか、その中身をしっかり解き明かしていきます。
10問だけの○×形式?学科試験の内容がザルすぎる理由
外免切替の学科試験は、たったの10問。
しかもすべて○×形式で、7問正解すれば合格という信じがたい内容でした。
「車は右側通行?○か×か」なんて問題も出たらしいです。
これ、免許センターで働いてる知人に聞いたとき、思わず「冗談だよね?」って言っちゃいました。
さらに驚くのは、試験は最大24言語に対応しているという点。
日本語ができなくても、母国語で受験可能。
これがノー勉でも合格できる…という噂の理由なんです。
以前、友人関係で知り合った中国やベトナムからの観光客の方が「免許取れた」と笑顔で話していたのを思い出します。
でも、交通ルールを本当に理解できていたのかは…正直疑問でした。
試験があまりにも簡単だったことで、本来必要な安全意識が抜け落ちてしまっていたのかもしれません。
住所はホテルでもOK?観光ビザでも免許取得できた仕組み
外免切替が「おかしい」と言われる理由のひとつが、住所要件のゆるさでした。
なんと、ホテルや民泊の住所を使えばOKという状態だったんです。
これはもう、観光ビザの人でも普通に免許が取れてしまうということ。
実際に観光客が日本で運転してるのを見たとき、「え、マジで取れたの?」って思いました。
中には、観光目的で来日しつつ、免許をゲットして白タク的なことを始める人もいたようです。
言葉の壁がないから、中国人観光客同士で完結しちゃうビジネスですね。
もちろん、全部が全部悪いとは言いません。
でも「日本の運転免許」という肩書を、こんなに簡単に手に入れられる制度には違和感がありました。
このままでは危ないと判断され、ようやく見直しが動き出したんです。
次は、気になる「いつから厳しくなるのか?」を見ていきましょう。
外免切替はおかしい?制度緩和で白タクが急増した背景
ちょっと信じられないかもしれませんが、白タクが合法っぽく見える状態になっていたんです。
特に中国人向けのライドシェアっぽいサービスが目立ちました。
なぜ観光客が外免で白タク営業できてしまったのか
外免切替があまりに簡単だったせいで、観光ビザでも免許取得 → 白タク営業、という流れが成立していました。
成田空港なんかで「中国語ドライバーの車に乗ってる人たち」、見かけたことある人もいると思います。
私も以前、空港で働いてた友達に「アルファードが何台も並んでる」って聞いて、びっくりした記憶があります。
全部が違法というわけではないですが、グレーなラインを突いてくる人が多かったんです。
そりゃ、「言葉通じるし、タクシーより便利」ってなったら人気も出ますよね。
でも、免許を簡単に取れる制度がそれを後押ししてたって考えると…ちょっとモヤモヤします。
次は、外国人でも日本語不要で免許が取れた背景をもう少し掘り下げます。
日本語不要?中国語対応で免許が取りやすくなった事情
学科試験が中国語やベトナム語で受けられる。
それだけで、取得ハードルはめちゃくちゃ下がります。
しかもSNSで情報共有が当たり前の時代。
試験の内容は全部ネットで出回っていて、事前に暗記すれば余裕で合格できます。
筆者自身が感じてたのは、彼らの情報収集力のすごさ。
マニュアル通り動けば、まったく迷わず免許センターの手続きをこなしてしまうんです。
本来なら、運転って「責任」が伴うもの。
でも制度の隙を突くような取得が当たり前になっていたのは、ちょっと問題だったと思います。
そんな中で、ようやく制度が見直される流れになったんです。
外免切替はいつから厳格化?施行時期と変更点を解説!
ようやく警察庁も重い腰を上げました。
外免切替制度が2025年10月1日から厳格化されます。
学科試験は50問に!合格率が一気に下がる新基準
まず大きく変わるのは学科試験の内容です。
これまで10問だった問題数が、なんと5倍の50問に!
しかも合格ラインは9割。
つまり、45問正解しないと次のステップに進めません。
これはさすがに、今までの「ゆるさ」から一転ですね。
現場の人からも「ようやくか…」という声が上がってました。
元カフェ時代の常連さんの中国人の方も「取るなら今のうち!」って話してたくらいなので、駆け込み需要もすごかったです。
では、技能試験はどう変わるのでしょうか。
技能試験も強化へ!踏切・横断歩道が新たなチェック項目に
技能試験にも大きな変更が加わります。
新たに「踏切」や「横断歩道」の通過がチェック対象に追加されました。
こうした“日本の交通文化”に慣れてもらうための工夫とも言えそうです。
個人的にも、こういう具体的な運転マナーが身につく試験は大賛成です。
日本ではちょっとした油断が事故に繋がる場面も多いので、ここをしっかり見るようになるのは安心材料ですね。
次に、そもそも外免切替がどれほどの規模になっていたのかをデータで見てみましょう。
外免切替の利用実態と事故数の推移【2024年データあり】
制度が「ゆるい」と言われていた裏には、急増する利用者数と事故件数の現実があります。
外免切替利用者は年間7万人超え!最多は中国とベトナム
2024年の外免切替による取得者数は、なんと7万5905人。
前年比で2.7倍という急増ぶりです。
出身国別では、1位がベトナム(約1.5万人)、2位が中国(約1.1万人)。
この2カ国で3分の1以上を占めていることになります。
観光客の数が増えれば、それに比例して外免切替の需要も高まったんですね。
外国人による事故は年間7000件超で過去最多を記録
2024年、外国人による交通事故は7286件と過去最多。
しかも死亡事故やひき逃げなど、重大事故も含まれていました。
筆者がカフェで働いていた時代にも、観光地の道路が怖くてタクシー呼んでた日本人のお客さん、たくさんいました。
「外免ドライバーかも…」という漠然とした不安が、実は当たってたのかもしれません。
これからは、より安心して道路を歩けるようになるかも。
そう思うと、制度改正には大きな意味があると感じています。